九平次つれづれ

Brexitと地政学

ご無沙汰しております。倉前九平次です。本日からまたブログを再開致します。 さて、今英国はEU離脱(Brexit ブレグジット)で揉めに揉めているようだ。地政学的に見れば離脱しか英国の生き延びる道はないと思うのだが果たして・・・。 英国といえ...
倉前盛通文庫

『悪の論理』の表紙

現在Amazonのkindle版で発売中である『悪の論理』の表紙は、実は、著者・倉前盛通本人が撮影した写真を元にしている。 倉前が自ら写真に収めたその被写体とは。 答えは『新 悪の論理 増補版』の中にある。が、この部分は電子書籍化されていな...
倉前盛通文庫

情報社会のテロと祭祀

『情報社会のテロと祭祀』 倉前盛通 著 『情報社会のテロと祭祀』 Amazonで発売中 『情報社会のテロと祭祀』は昭和53年(1978年)3月に刊行された。『悪の論理』の刊行が昭和52年10月であるから、倉前はこの二つをほぼ同時に執筆してい...
倉前盛通について

「支那」呼称と倉前盛通

現在『情報社会のテロと祭祀』の復刊を進めており、間もなく、完了する予定である。その中に、なぜ倉前が「支那」「シナ」という呼称を用いるのか説明している一節があり、これは今日でもとても重要な問題であるので、ここに抜粋し皆様のお目にかけたい。 <...
倉前盛通について

酒に溺るる歌 倉前盛通

今回は、若き青年倉前が詠んだ歌をご紹介したい。倉前がどんな心でこれらの歌を詠んだか、お読みいただければ説明は不要のことと思う。    酒に溺るる歌 三十四首     倉前盛通 敗戦後、三年、世相きびしいさ中、一年半ばかり霧島山の麓で自炊しな...
倉前盛通について

仮名遣と倉前盛通

「歴史的仮名遣い」や「旧字体」といった言葉がある。今ではこのような言葉があることすら知らない人々も多くいるのではないか。教育、学問、マスコミ、行政といったあらゆる言語空間で、殆ど、歴史的仮名遣いや旧字体を見ないのだから仕方あるまい。 「歴史...
九平次つれづれ

鬼頭中将と三島由紀夫

先日、「防人の歌」の頁を書きながら、ふと思ったことがある。 歌を詠むのが上手な日本軍の将軍に誰がいたろうか。 山縣有朋は結構な風流人で、歌も嗜んだそうだが・・・。 大山巌も日清戦争が終わり彼の地を後にする時、桜の木を植えて歌を残している。 ...
倉前盛通文庫

情報とは何か

『情報とは何か 国際情勢を読み解く技術』 『情報とは何か』 Amazonで発売中 本書は、昭和五十八年に刊行された『悪の情報地政学』を改題しデジタル版として復刊したものだ。 なぜ、改題したのか。本書は地政学について書かれた本ではないからであ...
九平次つれづれ

防人の歌

八月になるといろいろと考えさせられる。それはやはり先の大戦についてである。私事で恐縮だが、小生の研究分野はこの「先の大戦」に含まれるので、四六時中、この「大戦」については考えているのだが、やはりこの季節は考えるというよりも考えさせられるとい...
九平次つれづれ

虫の声

立秋も過ぎ、ちらほら虫の声が涼しい頃である。 虫の声を聞くたびに思うことがある。それは、同じ虫の声でもなぜ京都の虫の声はあんなに美しいのだろうか、ということである。 これは京都の人に聞いてみてもわかるはずがなく、「へぇ、そうなん?」と言われ...