学問の自由と中国の圧力

BBCが伝えるところによると、人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査がオーストラリアの大学における中国の圧力を明らかにしたという。

民主派中国人学生たちは嫌がらせを受け、さらに、処罰を恐れてクラスで微妙な問題についての発言を避けるようになったという。また、中国関係の学科の教員も、自己検閲の圧力を感じているという。物事についてはっきり発言するアングロ・サクソンのオーストラリアでさえこの状態である。日本は一体どのような状況になっているのだろうか。

中国人学生には気の毒だが、独裁国家の人間はその国家の道具である。それを当人も周囲も認識しなくてはならない。そして、そのような国から人間を受けれいるということがどういうことなのか、わかった上で受け入れなくてはなるまい。独裁国家には人権意識の欠片もないのだ。これも大陸国家特有の振る舞いのように思える。

このような学生たちが気の毒だと本当に思うのならば、自由主義を掲げる海洋国家は大陸の独裁国家を、共同して徹底的に封じ込めるべきであろう。今世界の海洋国家はその方向に動き出したが、日本はどうか。覚悟を決めねばなるまい。

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