これまで何度かお伝えしてきた英空母クイーン・エリザベスの最新情報をお伝えしたい。7月6日付の同空母の公式ツイッターによると、同空母はスエズ運がを無事に通過したという。
あの狭い運河を巨大な空母が通過するだけでも緊張感が漂うが、近頃は中東情勢も不安定でより一層緊張を高めたことだろう。無事に通過して何よりだ。だが、これはまだ第一関門と言って良いかもしれない。
以前お伝えしたが、紅海を抜ける際に最後の関門が待ち受けている。現在イエメンは内戦状態で、親イラン派の武装勢力がそこには存在する。イランは最近政権交代が起きたばかりで、新大統領は強硬派だ。そのライバル、イスラエルも政権交代が起き、強硬派が首相の座についたばかりだ。すぐにどうこうという話ではないが、どうしても緊張は高まる。
ただ、最近同空母がイスラム国掃討作戦に参加したことは何かのメッセージかもしれない。あの米国とイランですら、対イスラム国では暗黙の協調で対処した。つまり、反イスラム国でイランと英国は協調できますよ、というメッセージを送ったのかもしれない。ま、これは全くの推測であるが。
さて、地中海を抜け、インド洋に入る英空母打撃群は、航海の第2段階に入ることになる。インド太平洋に入るわけなのだから。今後、どのような展開になるか、またお伝えしたい。
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