先日、最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を中核とする英国空母打撃群21が、ポーツマスを出港したことが話題になったばかりだが、その空母打撃群がポーツマスに帰港してきた。これは予定にはなかったもので、天候の悪化のため帰港した方がよいだろうという判断らしい。
それまで、この空母打撃群はスコットランド沖で軍事演習「ストライク・ウォリアー」に参加してて、これには、米、英、仏、ノルウェーのNATO加盟国4カ国が参加していた。
英空母打撃群は今後も海上軍事演習を重ねつつインド太平洋へと向かうのだが、少し気になることがある。インド太平洋へ抜ける際、地中海からスエズ運河を通って紅海、インド洋へと抜けていく予定なのだが、今のイスラエル・パレスチナ情勢の下で、スエズ運河を通れるのか。政治的に、要らぬ波紋を広げはしないか。まあ、外部のものが余計な心配をしても仕方がないのではあるが。
スエズ運河はチョークポイント(choke point)、つまり海上戦略の要衝である。こういった所は要衝であるが故に、紛争の火種ともなる。行方を見守りたい。
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